ネットいじめ根絶を目指すアプリ

 少ない罪悪感で大きな達成感を得ることが出来るネットいじめ

  ネットいじめとは掲示板、LINE、SNSで終わることのない嫌がらせ=いじめを受けること。 最近では小学生時から携帯、スマホ、PCを扱うのは当たり前になっている。そういった環境が、「ネットいじめ」という状況を加速させている。 そして、いじめる側にとってこんなに便利なツールはない。 相手の顔を見ずに攻撃ができて相手が「勝手に」見てくれる。 面と向かっていじめなくてもいいため、相手の傷ついた顔を見なくて済む。通常、心が痛むと人間は歯止めがかかる。その歯止めがないために、さらにいじめはエスカレートしていく。

脳の仕組み

 

若者の脳はブレーキのない車のようなもの 未成年者の脳は未発達で、後ろから前に向かって発達していき、25歳ごろに完全に発達する。脳の前方部分は、急な決断・判断を担う部分。未成年者はこの部分が未熟な状態というわけです。つまり、何かしようと思ったら止まらない。思いとどまることが出来ない。

この脳の仕組みをふまえてアメリカの当時14歳のトリーシャ・ブラフさんが「Rethink」というシステムを考え出しました。 「ネットでのいじめを根絶したい」14歳の少女が考えたシステムが素晴らしい rethink 意味:考え直す、再考する 彼女の同年代の子の多くが、いじめによる自殺をしたことがこの仕組みを考えるきっかけとなったそうです。 掲示板やSNSで相手を侮辱するような投稿を書き込もうとした時に「待って、本当にそんな侮辱的なコメントをするの?」というメッセージが表示されるという仕組みが{Rethink」。 1500件の実例データのうち93%がネガティブ投稿を取りやめ、ネットいじめをする「意欲」をストップさせる仕組みを考え出しました。 被害者が誹謗中傷をされた投稿を削除する仕組みは存在しているが、加害者の行為をストップさせる仕組みがどうしてないのか、トリーシャ・ブラブさんは考えたそうです。 日本でも数多くのアプリが開発され販売されています。 LINEで相手にブロックされているかの確認や、既読になっているかの確認は、いじめを助長するようなものだと考えています。

アプリが持つ標準装備

  若者が携帯やスマホを持つことを止めることは出来ません。 無料アプリやSNSは、登録をすればすぐに使うことが出来ます。 ゲームでは簡単に課金出来てしまうことが問題になりました。今は簡単に課金出来ないシステムが導入されています。 SNSでは簡単にネットいじめが出来てしまうことがあまり問題にならず、消えなくてもいい命が消えていきました。 「この「Rethink」というシステムは、Googleサイエンス展覧会に出席し見事グローバルファイナリストとなった。「Rethink」はアメリカ暫定特許権を取得。これを商品化することでネットいじめ根絶に力を尽くしている。」 今後、若者が多く利用するアプリ、SNSにはこういったシステムが標準で装備されていてほしいですね。    

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